日本点字図書館の見学に行ってきた感想は?本田一夫氏の想い!

同行援護従業者(ガイドヘルパー)という視覚障害者の方へ移動支援ができる資格取得の講習に参加したときの担当の講師から、
「点字図書館に行って見てください。勉強になりますよ!」という案内があり…
それからずっと行ってみたいと頭の片隅に思いながらも実際に行く機会を持てていなかったのが現状でした。
しかし、こうしてBLOGで発信するという自分の行動を押し出してくれるツールを利用して足踏みしていた一歩が出たのを感じます。
今回は、ガイドヘルパーの私が日本点字図書館の見学に行ったきた感想のお話です。
読み終えた後には「やっぱり行ってみて良かったじゃん!」と思ってもらえる内容になっているので、最後まで読み進めて見てくださいね。
日本点字図書館の館内見学
日本点字図書館創立者の本間一夫氏は、幼少期5歳の時に脳膜炎という病にかかり視力を失ってしまいました。
周りの人たちから本を読んでもらった影響で本が好きになり、13歳で点字の本との出会ったことがきっかけで日本の点字図書館の創立に生涯を捧げて生きてきた方です。
点字図書館の数ある役割の中で、私が特に印象に残ったのは…
「点字の本」と「声の本」の制作作業↓↓↓

声の本を作るための録音スタジオ、点字の本の制作から書庫など見せていただきながら感じたのは本間一夫氏の生き様に感銘を受けて立ち上がったボランティアさんや様々な方の…
「視覚障害者の方に一冊でも多くの図書を届けたい!」
という熱意がコツコツと積み上がってできた空気感。
幾度も確認作業を繰り返し、1冊の新館図書を制作するまでに半年~1年もかかるんです。
ナビゲーターとして館内を案内して下さった総務部の石塚雄教さんには…

「今の時代、Amazonのオーディブルなんてのもありますよね?」
なんて唐突な質問にも嫌な顔一つせず、丁寧に説明して下さったのを覚えています。
石塚さ~ん、お世話になりました!
日本点字図書館の用具販売で購入したもの
見学の最後に、1階の入り口前に設置されている用具販売コーナーに立ち寄りました↓↓↓

点字図書館との出会いの記念と応援の気持ちを込めて…
2025年のカレンダーとマグカップを購入!
なんと、この「フルーツたべごろカレンダー」は月毎に食べ頃のフルーツのイラストが描かれていてカットされたフルーツの断面図が点字になっています!
見える人も見えない人も一緒に触って月が変わるのが楽しみになるカレンダーです。
マグカップは2021年の日テレ秋ドラマ「ヤンキー君と白杖ガール」で、女優の杉咲花さんが使用されたものだと店員さんがフレンドリーに教えてくれました。
購入してから、日々このマグカップを片手に作業しております!

実際に使ってみるとロービジョン(弱視)の方でもカップの取っ手がわかりやすく、中の側面と底にも可愛らしいイラストが描かれているのでドリンクの量が見やすくなっている工夫がされていました。
日本点字図書館の見学まとめ
権利において、義務において、晴盲二つの世界があくまでも公平でなければならぬ
本田一夫氏の言葉より
青空の下、同じ地球に生まれた人間として、
目が見える人もそうでない人も存在価値は変わりなく、純粋に努力した結果が同じく評価される社会であってほしいと私も願っています。
そして多くの視覚障害者の方が日本点字図書館と出会い、読書を通して日頃の不自由から解放されて勇気や安らぎの時間を得ることができますように。
今回は、私自身の生き方にも影響を受けるような良い経験でした。

やっぱり、行って良かったじゃーん!
見学希望の方は必ず事前予約が必要ですので、詳細を確認してみてくださいね↓↓↓